現地観光局員によるペルー・イカ観光のすすめ

2019年から青年海外協力隊員として、Ica州政府観光局で働いています。観光局員の目線から、ペルーの魅力について発信中!

イカが誇る世界遺産「ナスカの地上絵」を観覧!

みなさんこんにちは!ワカチナ娘です。2019年にも、ナスカで研究を続けている山形大学が143点の新しい地上絵を発見したと発表した「ナスカの地上絵」。未だ沢山の謎が残されていますが、今回はイカが誇るこの世界遺産についてご紹介したいと思います。

 

ナスカへのアクセス

ナスカは、イカ市内からバスで2時間半ほどの場所にあります。リマからだと約7時間。ナスカの中心地までの道のりは、まるでアドベンチャー。ここはどこだろう?と思わず息を呑むような光景に沢山出会えます。あまり滞在時間が無い方は、イカにあるピスコ空港から(ナスカの町には降りず)ナスカの地上絵のみを観るツアーもありますが、その場合はナスカ発のフライトよりも値段が上がります。

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地上絵の見方について

地上絵を見るためのオプションは、2つあります。1)ミラドールと呼ばれる展望台からの観覧と、2)セスナ機で上空から観覧する方法です。ちなみに、既存のミラドールは劣化が激しいため、日本からの援助を元に、2018年に新しいミラドールが完成しました。そして、そのミラドールの開会式が、2020年2月4日に行われました!(なぜ完成から開会式まで約2年を要したのかはわかりませんが・・・)

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旧展望台(ミラドール

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新展望台(新ミラドール

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インスタ映え?おすすめ写真スポット

博物館に勤務している写真隊員の先輩に聞いたところ、ミラドール付近にある展望台(ナチュラル・ミラドールがおすすめとの情報をキャッチ。写真隊員の先輩がすすめる写真スポットなら、是非行かねば!とのことで、展望台に行ってきました。

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小さな2つの丘が連なっている展望台。砂でも石でもなく、岩山という印象。この丘に登れば、気分はまるでウルトラマン!いい大人がはしゃぎまくりました。

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ミラドールまでのアクセス

ナスカの中心からミラドールまでは、タクシーで移動しました。バス(Soyuz社など)も運行しているので、途中乗車・降車することも可能ですが、バス停や時刻表があるわけでもなく、パンアメリカン・ハイウェイ上で直接バスを止めて乗車するので、少し難易度が高いかも・・・?という方には、タクシーがお勧めです。

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 セスナ観覧の注意点

セスナ機は何種類の地上絵を見るか、飛行の高さはどのくらいか、何人乗りかによって値段が変わります。また、季節によって料金も変動するようです。ちなみに、ピスコ空港発のフライトよりも、ナスカ発のフライトの方が、より間近で地上絵を見られるという情報もチラホラ。

セスナは、機体が何度も旋回するためとても酔い易いです。そのため、窓からの景色は、できるだけ片側の窓だけを観ているのがおすすめです。他にも、機内ではアルコールを含んだコットンをもらえる場合もあるので、気分が悪くなったらそのコットンを嗅いで吐き気を抑えることもできます。

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ずっと見たかったハチドリ(中央右)。

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ちなみに私は、移動疲れのせいかとても眠く、飛行中にまさかの寝落ち。パイロットが地上絵の観覧ポイントに到達した際のアナウンスで起き、写真だけ撮ると、再び寝落ち。「あんな状態で寝れるとは・・・」と同期に言われながらも、全く酔うことなく元気に生還したのでした。

Photo: Gobierno Regional de Ica

 

新展望台(新ミラドール
住所:Panamericana Sur km 419

入場料:大人4ソル / 学生2ソル