ペルーはグルメ大国?!
「ペルー料理」と聞いて、どんな料理が浮かびますか?私はペルー行きが決まるまで、全く想像がつきませんでした。でも実際に食べてみると美味しいし、なにより日本人の口によく合います。そんなペルー料理は、世界的にもトップクラスのグルメ大国だと言われています。
それもそのはず、ウォールストリート・ジャーナルが「観光業界のオスカー賞」と称しているワールド・トラベルアワードの「最も美食の国」部門では、2018年時点で7年連続受賞しているのです。(参照記事)
今日はそのいくつかをご紹介!
右上から時計回りに、牛肉のワイン煮とじゃがいものピューレ。チチャロン・デ・ペスカード(魚のフライ)とセビーチェ、左上がチャウファ(ペルー風炒飯)。フンボルト海流のお陰で、海岸沿いは新鮮なシーフードが沢山とれるので、国外にも沢山輸出しています。
そしてペルー隊員の中でも人気が高い、ロモ・サルサード。お肉、トマト、玉ねぎ、フライドポテトの炒め物を、お米と一緒に食べます。味付けに醤油が入っているのでとても食べ易いし、やみつきになります。
煮豆にお米を加え、フライパンで焼いたタクタク。これにシーフードの入ったソースを添えた、タクタク・コン・マリスコス。ペルー料理はインカ帝国~スペイン植民地時代をはじめ、アフリカから連れてきた黒人奴隷や、アジアから渡った移民流入などの背景があるため、多彩な食文化が育まれてきました。2018年も、南米トップレストランの1位、2位はペルーのレストランだっただけに、ペルー人の美食文化への自信はなかなかなもの。
よく同僚に「~って言う料理は食べた?」と聞かれ、「うん食べたよ、美味しかった。」と答えると、いつもドヤ顔で返されます。
上の写真(左)は、カウサというペルー版ポテトサラダ。これは海老のカウサですが、間に挟む具もバラエティがあり、美味しいです。
ちなみにこちらで有名なクイ(モルモット)のフライは、脂が乗っていて美味しいとのことだけれど、未だに勇気が出ず・・・。地方によっては、アルパカの肉や猫、巨大な幼虫(スリ)なども食べるようです。スリはアマゾン地帯で食べられていて、とても栄養価が高いとか。もう少し度胸が付いたら、挑戦を検討してみたいと思います。
でも、頑張ってアルパカまでかなぁ・・・。
町から10分!砂漠のオアシス「ワカチナ」
イカで人気な観光地といえば、中心地から10分でアクセス可能な
砂漠のオアシス「ワカチナ」!
最近は日本のメディアでも取り上げられているので、知っている人もいるかもしれません。ワカチナを勧める理由は4つ!
- アクセスが良い
- サンセットと夜景、夜空が綺麗
- サンドボードやサンドバギーなどアクティビティも充実
- ワイナリーツアーなどとプランが組みやすい
1. アクセスが良い
まず、イカまではリマから直通バスで約4時間(途中停車するバスだと4時間半~5時間かかる場合もある)ほどです。ペルーはエリアにより高低さや山脈があるのと、飛行機では行けないエリアもあるので、バスで10時間以上の移動というのはよくあります。それを考えると、リマから約4時間に位置するイカは、アクセスが良くプランに入れやすいです。ちなみに、イカ市内からワカチナまではタクシーで10分ほど(7~9ソル程度)です。
<注意> 停車駅が多い長距離バスは安全性が低く、途中で不審者が乗車してきて強奪する恐れがあるので、少し高くても直通か、できるだけ停車駅が少ないバスを選ぶのがおすすめです。
2. サンセットや夜景、夜空が綺麗
個人的には、ワカチナで見るサンセットが一番のお気に入りです。(地元のカップルもよくいちゃついています)太陽が落ちてからどんどん変化する空の色が見事で、日が落ちた後に浮かび上がる星もとても綺麗です。何もさえぎるものが無いため、その景色は壮大です。砂に足をとられてなかなか四苦八苦しますが、是非一度は砂漠で星を見てほしい。きっと素敵な思い出になるのではないでしょうか。
3. アクティビティが充実
イカの中でも、特にワカチナはサンドボードやサンドバギーなどのアクティビティが人気です。オアシス内のボートにも乗ることができます。サンドバギーとサンセットを見るというパックツアーもあり、おすすめです。日中は砂漠の砂が熱すぎるので、参加するのは夕方くらいがちょうどいいと思います。
4. ワイナリーツアーなどとプランが組みやすい
ワカチナの町自体はそんなに大きくない為、30分あれば水辺を一周できます。なので、それ以外の時間はワイナリーツアーや市内の博物館などと合わせてプランを組むと、周りやすいと思います。リマからの小旅行としてはピッタリです!
ワカチナの水について
ちなみに水については、色々と噂がささやかれていますが、ワカチナはかつて天然のオアシスでした。昔は50人程度しか住んでいなかった場所ですが、今ではホテルや売店、レストランなどが立ち並び、300人あまりが住んでいるそうです。ブドウの栽培が増えたことと、ワカチナが観光地として発達するに伴い水が激減したため、2014年頃からは人の手で保護されており、定期的に水質検査や水の入れ替えを行っているとのことです。エリアにより管轄が異なりますが、今は主に市役所、文化省、州政府が中心となり、このオアシスを管理しています。
Photo: Gobierno Regional Ica (Juan Vizarrea)
https://mismatchedpassports.com/2015/09/22/dune-buggy-rides-and-sandboarding-in-huacachina-peru/
ペルーのイカってどんな場所?
ペルーのイカってどんな場所?
私が働いているイカは、コスタと呼ばれる沿岸沿いの街です。リマからバスで約4時間ほどの場所に位置しています。
そしてイカの中には、四つの市(郡)があります。
- チンチャ
- ピスコ
- イカ
- パルパ
- ナスカ
私が働いているのは、イカ州イカ市というなんともネーミングインパクトのある場所です(笑)。
職場は市内にあります。州政府観光局なので、上記全てのエリアにおける、観光・通商・手工芸品などを取りまとめています。例えば、ホテルの☆の数を認定したり、観光客向けレストランが規定に沿って営業しているか指導したり、販売が禁止されている動物が手工芸品に使われていないかチェックしたり、規定に沿って伝統民芸品や観光地の登録を管理したりしています。
他にも、未成年が就労しないよう取り締まりを強化したり、観光地をプロモーションするためのイベント開催、観光客の統計を取ったりしています。
<主な人気観光地>
・ナスカの地上絵(ナスカ)
・パラカス国立自然保護区(イカ)
・ワイナリー散策(イカ全地域)
<主な特産品>
・アスパラガス
・ブドウ
・たまねぎ
・豆類
・ワイン
・ピスコ(地酒)
・テハ(ドライフルーツやナッツとミルクキャラメルを包んだお菓子)
イカ州は特に日差しが強く、ブドウの栽培に適した気候なので、ブドウがビックリするほど甘いです!そのブドウから出来たワインやピスコ、デザートワインは絶品。そのため、ワイナリー巡りもお勧めです。
ちなみにこれは、ピスコ界のキングとも言われている(らしい)Pisco Portón。ヴォッカよりも風味が豊かで、テキーラよりも繊細な味だとのこと。
是非機会があれば、試してみてください!
Photo: With Love From Pisco Portón Distillery, Peru (PHOTOS)